読売新聞−2001年(平成13年)05月15日(火)

小学校高学年の三人に二人
親に対して『むかつく』
全国珠算教育連盟調査
親子間のギャップ浮き彫り

 小学校高学年の3人に2人が親に対してむかつくことがあり、半数以上が子供の言い分も聞いてと望んでいる!という調査結果がまとまった。社団法人全国珠算教育連盟(本部・京都)が、首都圏の4〜6年生300人に聞いた。
 親に対して、「よくむかつく」子供は13%強。「時にはある」という子供と合わせると、65%に上る。性別では、男子の61%に対し、女子が69%とやや高め。学年別では4年生は60%、5、6年生は68%だった。
 「むかつく」のは、「同じことをしつこく言われた時」が45件と最も多い。次いで「自分は悪くないのに自分のせいにされた時」(42件)、「怒られた時」(39件)など。親に望むことは「言い分を聞いて」のほか「人と比べないで」、「決めつけないで」という声が目立った。
 調査結果を分析した筑波大の清水静海助教授は「親子の間に大きなコミュニケーションギャップがある。親はもっと聞き上手になって」と指摘している。

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